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人類は、古代より自分を取り巻く世界を地図にしてきた。 その中のいくつかは、現代においても通用する物もあるが、その多くは、形而上の概念に基づいたものであり、自分たちを世界の中心に位置づけた物が大半である。特に世界観がはっきり現れているのが近代の世界地図である。 当時、世界の海を制していたイギリス政府は、グリニッジ天文台を0度とする地図を製作し、イギリス海軍で海図として使用させたため各国の海軍がその地図を使用するようになり、現代まで至っている。現代の世界地図においては、それぞれの国の政府が表明している主に外交上の世界観(領土帰属に関する姿勢)が示されている。言い換えれば、すべての領土問題が解決されない限り(そしてそれはきわめて困難である)、世界的に統一された世界地図が発行されることはないということになる。